9月17日土曜日晴れ 1:00~6:43 24.7~26℃

前回はナイトウォッチングと言っても夜明け前と言える。
さらに中央部のみにいて西端東端に行かなかったことが悔やまれる。
今度は、前日のうちに船橋に移動し、泊まらずに徹夜で観察することにした。
また、今回は夜の撮影ということで、久しぶりにK-1mk2を持ち出した。

三番瀬20220917

①干潟中央部
M9170006(換算24mm撮って出し)
この時の潮位は80cmぐらい。
写真では明るいが実際は真っ暗である。
双眼鏡は今回LIS10×42を持って行った。
それだからか分からないが、うっすらと干潟を見ることは出来た。
ただ前回と同じく鳥はいない。

②干潟西側
IMGP1294(K-1mk2 500mmノートリミング)
前回と違うのは西へ少し行ったところの沖にミヤコドリの群れがいたこと。
ねぐらではない。
昼と同じように食事していた。

③干潟西端
M9170034(換算200mm撮って出し)
西側突堤付近。
どう見てもこの先には鳥はいない。

M9170032(換算24mm撮って出し)
こちらは逆の東側突堤方向。

④東側階段
M9170083(換算200mmノートリ)
干潟に降りる階段のところから撮影。
鳥が二羽写っていた。

IMGP1376-Edit(K-1mk2 500mmトリミング1/2)
これはオバシギっぽい気がする。

IMGP1377-Edit(K-1mk2 500mmトリミング1/2)
こちらは明らかにメダイチドリ。

開始以来、時々ダイゼンの声が聞こえていたが、その姿は見られなかった。

⑤東側突堤付け根
IMGP1419(K-1mk2 500mmノートリ)
IMGP1431(K-1mk2 500mmノートリ)
東側突堤に立ち、防波堤を眺める。
ひょっとしらここをねぐらに選んでいるかもしれないと思ったが、鳥は一羽も見えなかった。

IMGP1414(K-1mk2 500mmノートリ)
遠くでウミネコの声が聞こえたので見てみると、防波堤の先の砂場にウミネコがいた。
砂州はウミネコのねぐらのようだ。

M9170091(換算24mm撮って出し)
この日の日の出は5:23ごろだが、4時50分になると東の空が赤く染まった。

このまま日の出へ。
結局、鳥のねぐらについては、ウミネコは発見できたものの、肝心のシギチのねぐらをみることが出来なかった。
また、シギチは夜行性か否かについては、ミヤコドリに関する限り、夜も変わらず採餌していた。

もう引き上げても良かったが、少し鳥を見ることにした。

⑥干潟東側
IMGP1457(K-1mk2 500mmノートリ)
干潟のあちこちでダイゼンが穴に入って休んでいた。
夜の間はこうやって寝ているのだろうか。
いや、これなら写真を撮った時に分かると思うのだが。

それにしても写真のブレが酷い。
手振れ補正が何故か効かなかったせいでもあるが、三脚に乗せているのだから、撮り方が雑なのだろう。

日が出ると鳥たちが集まってきた。
K-1mk2を外してE-M1mk2を付けた。
いつものようにダイゼン、キアシシギ、ミユビシギ・・・ソリハシシギもかなり数が多くちょこちょこ走り回っている。

M9170097-Edit(換算1000mmトリミング1/2)
オオソリハシシギが飛んだので追ってみると腰、下背が白い。
コシジロオオソリハシシギではないだろうか。

⑦エリマキシギ
M9170123(換算1000mm撮って出し)
西側の方へ進むと、一羽変わった鳥がいた。

M9170141-Edit(換算1000mmトリミング1/2)
M9170162-Edit(換算1000mmトリミング1/2)
エリマキシギ幼鳥だ。

M8260180
先日撮ったオバシギと比べると、やはり頭と体のプロポーションが違う。
また朝日を浴びていることを差し引いても茶色っぽい。

M9170192-Edit(換算1000mmトリミング1/2)
顔にも模様が少なくのっぺりしている。
特徴が無いのが特徴とはよく言ったものだ。

M9170200-Edit(換算1000mmトリミング1/2)
やけに首を伸ばしていると思ったら・・・

M9170207-Edit(換算1000mmトリミング1/2)
飛びたった。

M9170213-Edit(換算1000mmトリミング1/2)
エリマキシギの特徴は、白い上尾筒の中央に模様が入って背中と尾がつながっている。
オバシギはここが真っ白。

この写真を撮りたくてしばらく粘っていた。
実はこの直前、ウミネコが何回か飛び立つことがあったので、それにつられてそろそろ飛ぶぞ、と構えていた。
撮影モードをProCaptureHighに変えて待っていたので、飛び出しの瞬間をうまく撮れた。

エリマキシギはウミネコの群れに混じって、西の方に消えていったようなので、私も引き上げることにした。
ただ、片付け終わって浜を見てみると、戻ってきたようで、エリマキシギを多くの人が取り囲んでいた。

おまけ:
M9170226-Edit(換算1000mmトリミング1/2)
戻るときに近くにいたダイゼン。
フラッグは3K。
いや、.3K?
こちらによると東京湾でつけられたもののようだ。

総括:
シギチのナイトウォッチングだが、ミヤコドリの採餌が見れたのは収穫だった。
前回より時間が早かったからだろうか。
やはり夜も活動しているようだ。

一方ねぐらを見ることが出来なかったのが残念。
ダイゼンの声は時折聞こえていたので、どこかにいたのだろうが分からなかった。
穴に隠れていたのだろうか。
サーマルスコープがあれば捗るのだが。

夜明け後については、エリマキシギをじっくり観察できたのは収穫。
特に識別ポイントを押さえたのが嬉しい。

ZooPicker
2022年9月17日(土)ふなばし三番瀬海浜公園の野鳥観察記録

使用機材:

Pentax K-1 markII
PROMINAR 500mm F5.6FL

Olympus E-M1 Mark.II
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

Olympus E-M1 Mark.II
PROMINAR 500mm F5.6FL

(執筆:2022.9.19)