4月16日土曜日 曇り時々雨のち晴れ 7:20~12:35 11.3~14℃

今回の目的は、第一に渡りの夏鳥や、シギチ、第二に最近なかなか縁が無かったクロツラヘラサギを近くで見ることである。

葛西臨海公園地図20220416

①観覧車脇
小雨が降っていたので少し遅めのスタート。
まずは公園の西側を探索。
桜並木を進むといきなり「チヨチヨビー」
センダイムシクイだ!
慌てて頭上を見るが、声はすれど姿は見えず。
桜並木の終わりと橋のあたり、ちょうど芝生広場前バス停の付近の木にいるのだが。

M4160001-Edit(換算700mmトリミング2/3)
M4160009-Edit(換算700mmトリミング2/3)
なかなか現れないのでシロハラを撮ってみた。
良い感じに撮れていた。

②芝生広場前バス停付近
写真 2022-04-16 8 32 11(iPhone13 換算26mmノートリミング)
結局この場所に戻ってきた。
今まで木を外から見ていたが、今度は木の下に入って木の裏側から探した。
チヨチヨビーという声を頼りに探すと・・・

M4160010(換算700mm撮って出し)
来た!
と思ったらメジロw
しかし

M4160021-Edit(換算700mmトリミング1/3)
M4160024-Edit(換算700mmトリミング1/3)
今度こそセンダイムシクイだ。
動きが早くてなかなか捉えられない。
辛うじて写真になったのがこれ。
やはり木の下から見ることになるのか。

それにしても捉えるまで時間がかかりすぎ。
こんなことではこれからの夏鳥の季節が思いやられる。
やはり姿を見せるまでじっと待つのではなく、焦って探しに近づいてしまったのが問題なのだろうか。

〇西なぎさ
センダイムシクイをもっと撮りたいと思ったが、9時になぎさが開場するし、センダイムシクイを追い回すのも気の毒なので移動した。

開場と同時に入ると、なぎさにクロツラヘラサギがいるのが見えた。
急いで③の位置に向かいカメラを構える。

M4160061-Edit(換算700mmトリミング1/3)
M4160062-Edit(換算700mmトリミング1/3)
金色の夏羽がきれい。
惜しむらくはピントがずれていること。

M4160065-Edit(換算700mmトリミング1/3)
かなり警戒。
ここで動いたらすぐ逃げてしまう。
ここはじっとしなければならない。が、

M4160069(換算700mm撮って出し)
しゃがんで撮る必要があったので三脚を外して撮っていた。
しかし腋に抱えていた三脚が邪魔なので地面に置いたところ、クロツラは飛び去ってしまった。

そりゃそうだ。1m以上ものモノを動かしたのだからクロツラが危険と判断するのも無理はない。
大失態である。
同時に近くを一般の客が二人通り過ぎたので、そちらが原因だったのかもしれないが、不用意に動いてしまったことは反省すべき行動であった。


ほぼ同時に沖の方に2羽のホウロクシギとチュウシャクシギが飛来した。
④の位置に移動して撮影。

M4160071-Edit(換算700mmトリミング1/3)
チュウシャクシギは今シーズン初。
ホウロクシギとツーショットで比較もできてうれしい。

M4160085(換算700mm撮って出し)
潮干狩りの人たちが構わずどんどん進んでいく。
このままだと逃げてしまう・・・

M4160090-Edit(換算700mmトリミング1/3)
が、それを待っていた。
羽根の裏が見えて、ホウロクシギの識別ポイントを撮れた。

M4160101-Edit(換算700mmトリミング1/3)
もう一羽も飛翔。
まあ、下腹部の茶色味が強いのでホウロクシギだとは思っていたが、こうして確定できて良かった。
今の葛西臨海公園ではダイシャクシギの目撃情報もある。実際私も前回観察している。
したがって当初はホウロクシギと思っていても、もしかしたらダイシャクシギかもとの疑念は払拭出来なかった。

ホウロクシギとチュウシャクシギが去ったので、導流提を登ってみると、なんとすぐそばの砂州にクロツラがいた(⑤)。

M4160119-Edit(換算700mmトリミング1/2) 
M4160128-Edit(換算700mmトリミング1/2) 
すぐ手前にウミアイサがいたのだが、撮っていた時はクロツラに興奮して気づかなかったw

M4160138-Edit(換算700mmトリミング1/2) 
M4160148-Edit(換算700mmトリミング1/2) 
今まで気づかなかったのだが、風切の裏側に黒い帯のような羽が見える。
いや、③の飛翔写真にあるように私が知るクロツラは真っ白だ。
これはいったい何だろう。
オスメスの違い?

調べてみると、若鳥の特徴らしい。

M4160202-Edit(換算700mmトリミング1/2) 
横から。

M4160288-Edit-2(換算700mmトリミング1/3)
二羽のクロツラヘラサギは、はるか遠くでお休み中(⑥)。

写真 2022-04-16 9 41 19(iPhone13 換算66㎜ 16:9化)
沖のスズガモの集団はいなくなったが、水路にはまだスズガモの群れがいた。

⑦上の池海側
10時を過ぎると晴れてきた。
なぎさは干潮で露出しているが潮干狩りの客が多いのでシギチの飛来も期待できず鳥類園に向かうことにした。

M4160301(換算700mm撮って出し)
11時ごろ上の池海側に着くとアメリカコガモ狙いの人が集まっていた。
右端に寝ているのがアメリカコガモ。
わずかに縦線が見える。
左側には魚をくわえたカイツブリが写っている。

M4160334-Edit(換算700mmトリミング1/2)
上空にはツバメがキリッキリッと鳴きながら飛び回っている。

⑧上の池センター前
写真 2022-04-16 11 58 37(iPhone13 換算66mm撮って出し)
M4160307-Edit(換算700mmトリミング1/3)
センター前にはキンクロハジロがまだ結構いた。
他にはハシビロガモ、オカヨシガモもオスメスのペア一組。

⑨鳥類園西側
写真 2022-04-16 12 26 33(iPhone13 換算13mmノートリミング)
M4160345(換算700mm撮って出し)
八重桜とシジュウカラ。

総括:
目標を二つとも達成して満足の鳥見と言いたいところだが、反省すべきところがあった。

まずはセンダイムシクイだが、見つけるまで時間がかかりすぎ。
幸い何度もチャンスをもらえたが、次はチャンスはただ一度なのかもしれない。
これから夏鳥の季節にあたって実に不安。
さらになかなか見つからないからと言って、追いすぎ&近づきすぎだったことも気になる。

次はクロツラヘラサギ。
ぎりぎり逃げられない位置を見極めて接近したのは良いが、三脚を下ろすという不用意な動きをしたため逃がしてしまったのが悔やまれる。

今回観察した夏鳥&旅鳥
・センダイムシクイ
・ホウロクシギ
・チュウシャクシギ
・ツバメ

まだいてくれた冬鳥
・ツグミ
・シロハラ
・アオジ
・スズガモ
・ウミアイサ
・カンムリカイツブリ
・ヒドリガモ
・ユリカモメ
・コガモ
・アメリカコガモ
・ハシビロガモ
・キンクロハジロ
・オカヨシガモ
・オオバン

ZooPicker
2022年4月16日(土)葛西臨海公園の野鳥観察記録

使用機材:

Olympus E-M1 Mark.II
PROMINAR 500mm F5.6FL
TX07(換算700mm)

iPhone13pro